二輪車のブレーキフルードの交換方法?
ブレーキフルードは、時間と共に湿気を吸収するので、性能特性が確実に保たれるように、また磨耗から機械部品を守るために交換する必要があります。
ブレーキフルードの交換は、適切に行わないと、気泡がブレーキ回路内に入るので、危険な作業です。また、ブレーキフルードは、腐食性が高いので注意が必要です。ブレーキフルードが接触する可能性がある様々な部品を保護することをお奨めします。
二輪車メーカーのサービスマニュアルには、フルード量のレベル確認のサイクルと交換サイクルが記載されています。原則として、ブレーキフルードは、100Km毎または毎月確認し、約2年毎に交換する必要があります。
始める前に:
- 二輪車メーカーのサービスマニュアルには、使用するブレーキフルードの種類およびブレーキフルードタンクの場所が記載されています。
二輪車ブレーキフルードの交換手順:
- エンジンを15~30分間停止し、ブレーキフルードがリザーバータンクの底に戻っていることを確認します。
- 二輪車のスタンドに立て、安定した水平な場所にあることを確認します。ハンドルを傾けてリザーバータンクができるだけ水平になるようにします。
- 推奨のブレーキフルード、使用済みフルード用の容器と工具を用意します。
- スクリューを回してリザーバータンクのキャップ(マスターシリンダーとも呼ばれる)を開きます。
- レシーバーを見つけます。レシーバーには気泡を抜くために高い位置に排出穴があります。
- ドレインキャップを取り外してドレインスクリューにパイプを取り付けます。使用済みフルードを回収するためにこのパイプを容器に取り付けます。
- マスターシリンダーから使用済みフルードの一部を取り除きますが、ブレーキ回路に空気が入らないように少し残しておきます。
- 注射器を使用して新しい液を少しだけ容器に注入します。
- ブレーキレバーを3回連続して握る/離す、その後ブレーキレバーを再度握りそのままの状態を保ちます。ドレインスクリューを僅かに緩めます。
- ブレーキをゆっくりと離し、フルードがパイプから移動するのを確認します。
- その後、ドレインスクリューを締めてレバーを離します。
- 気泡なしの新しいフルードがパイプに入るまでこの作業を繰り返します。
- 注意:この作業を行う際、新しいフルードを空気が入らないようにリザーバーに入れることを忘れないでください。
- この手順が完了したらドレインスクリューを締め、マスターシリンダーにレベルを越えないように新しいフルードを入れて蓋を閉めます。