エルフと耐久レース
エルフのレースへ取り組み(ELMSとル・マン24時間耐久レース)
ル・マン24時間耐久レースに見られるように、チームスピリットと長距離性能は、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズの信念といえるでしょう。ELMSの役割は、フルシーズンにわたってヨーロッパのベストトラックでレースできるようにすることと、ヨーロッパ各地のトップシリーズを開催することです。また、LMP2およびLMGTEクラスの勝者にはル・マン24時間耐久レースのグリッドが保証され、この2つのカテゴリーにおけるタイトルレースにさらなる重要な側面を追加します。
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参加する車は、プロトタイプとGTの2つの主要カテゴリーに分類されます。
それぞれはさらに2つのカテゴリーに分割されています。
- LMP2(ル・マン・プロトタイプ2):ヨーロピアン・ル・マン・シリーズのプレミアクラスです。シャーシとエンジンは自由に選択でき、ドライバーはプロまたはアマチュアです。
- LMPC(ル・マン・プロトタイプ・チャレンジ):このフォーミュラは、若くて前途有望なドライバーが耐久レースの世界に挑戦する足がかりとなると同時に、メーカーやサプライヤーに制限があるためにドライバーとチームがル・マン・プロトタイプに参加することを可能にします。
- GTE(耐久グランドツアー):ル・マン24時間耐久レースおよび関連シリーズで使用されるグランドツアーレーシングカーのためにフランス西部自動車クラブ(ACO)によって規定される一連の規制です。このクラスは、より速いGT1車両と区別するために、ル・マン24時間耐久レースで使用されていたときはGT2と呼ばれていました。
- GTC(グランドツアーチャレンジ):他のGTチャンピオンシップに参加しているが耐久レースへの参加を切望するレーサーの出発点となることを目標とする新しいカテゴリーです。
当社シグナテック・アルピーヌチーム
アルピーヌという有名な名前は、2013年、シルバーストーンで待ち望まれていた復活を遂げました。その後、シグナテック・アルピーヌは2013年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズで優勝しました。
シグナテック・アルピーヌのプログラムは再び2014年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズとなり、チームは6月14~15日にル・マン24時間耐久レースに参加しました。
1978年のル・マン24時間耐久レースでエルフと共に優勝した後にモータースポーツから撤退してから35年後、アルピーヌは2013年びレーシングサーキットで待望の復活を遂げ、すぐにヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)で優勝しました。
野心的なプログラムである新しい「21世紀のバーリネット」(2016年に発売予定)の準備を続けるアルピーヌは、今シーズンも優勝を狙います。
2016年ルマン24時間レースで、アルピーヌ36号車(ニコラ・ラピエール/グスタボ・メネゼス/ステファン・リシェルミ組)はLMP2クラスで優勝を果たしました。また、全クラス総合でも5位を獲得しました。